🗐 tsuMemo from「猫の事務所」調査書

宮沢賢治に関わり悪女扱いされてしまった女性の評伝に関する気ままなつぶやき・サイト運営に関するお知らせなど

タグ「高瀬(小笠原)露さん」を含む投稿7件]

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上田哲さん「賢治をめぐる女性たち——高瀬露を中心に」(河出書房新社「図説 宮沢賢治」)より。
高瀬露は自分についての悪評を知らなかったわけではない。『イーハトーヴォ』創刊号の高橋慶吾の文章や第十号の関徳弥の文章に、身におぼえのないことが書かれているのを読んでいるのであった。それなのに反論も弁解もしていないのは不思議である。明らかな犯罪者でも否認したり弁解したりするのが普通である。彼女は生涯一言の弁解もしなかった。この問題について口が重く、事実でないことが語り継がれている、とはっきり言ったほか、多くを語らなかった。これは彼女がキリスト者であったことによるのかもしれない。肉体的苦痛はもちろん、貧窮、迫害、誹謗などを自分の十字架としてにない、キリストの十字架の御苦に合わせ献げるため甘受するといった考え方が昔の信者にはあった。また、どうしてこのようなうわさを流布されるようになったかを話せば傷つく人のあることも考えていたようである。

この一文を読むたびに、短い間とはいえ露さんの悪評を信じてしまったことを大変情けないと感じ、自分の浅はかさを反省しています。

#高瀬(小笠原)露さん #「悪評」関連 #賢治研究界の「猫の事務所」 #資料の中の気になる記述
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今でこそ「多数の人に振る舞うならカレー」と考えるのは普通だけど、「ライスカレー事件」が起こった1927(昭和2)年当時、カレーってどのくらい普及していたんだろう。都会なら分かるけど、宮沢家別宅があった下根子桜周辺ではどうだったんだろう。
「昼食はライスカレーで」って、もしかしたら賢治が提案したんじゃないだろうかと思ってしまう。
そうなるとますます露さんに罪はないということになってしまうけど…。

#宮沢賢治 #高瀬(小笠原)露さん #ライスカレー事件
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本日は小笠原(旧姓・高瀬)露さんの命日です。
満68歳で帰天されました。現代では「早すぎる」と思う年齢ですが、露さんが帰天された1970(昭和45)年当時の平均寿命から考えても少し早めだったようです。
いわれのない悪評を流され、広い範囲に知れ渡ったこともその一因になっているのではないか…と思ってしまいます。

帰天から55年。天上にあられる露さんの御魂が安らかであることをお祈り申し上げます。

#高瀬(小笠原)露さん
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「火のないところに煙は立たない」という言葉を口にする資格があるのは高瀬露さんだけだと思う。

#高瀬(小笠原)露さん #賢治研究界の「猫の事務所」
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宝閑尋常小学校勤務時代に高瀬露さんが受け持った児童数は最多で58名と知った時「複式学級でこんなに児童がいるの? 一人で受け持つには多くない?」と思ってしまいました。私は農村の小規模小学校出身ですが、在校していた時の全校児童数は露さん勤務時代の宝閑尋常小学校と同じくらい、それでも1学年ごと別々の教室に入っていました。
調べてみたら、1920年代と私の小学生時代では複式学級にする児童・生徒数の基準が違っていたとのこと。1920年代の教員の人数も考えれば仕方がなかったのでしょうね。
とはいえ、一人で最多58人の受け持ちは大変だったと思います。特に1・2年生となるとあまり目を離せないのではないでしょうか。
やはり距離的にも状況的にも「頻繁な訪問」は無理だと言わざるを得ません。分身の術とテレポーテーションが使えたなら可能だったかも知れませんが。

#高瀬(小笠原)露さん #「頻繁な訪問」伝説
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昔(2000年代)、とある賢治ファンのブログで「(某漫画家)さんが「セロ弾きのゴーシュの猫のモデルは高瀬露さんではないか」という面白い考察をしていた」などという文章を見て、某漫画家さんにもブログ主さんにもドン引きしたことがあります。
よくそんな事を考えられるなと思うし、どのへんが面白いのか全く分からん。ただただ呆れる。
これも「賢治研究界の「猫の事務所」」の一部分と言っていいかも知れない。

もし賢治が本当に露さんをモデルにして猫のキャラや扱いをあんなふうにしたというなら、賢治の性格はかなり「アレ」だと思います。

ところで、スーパーファミコンソフト「イーハトーヴォ物語」では、猫はゴーシュの良きパートナーもしくはアシスタントのような立ち位置になっています。
この子のモデルは露さんではないでしょうが、個人的に「実際の露さん」を思い浮かべてしまいます。

#高瀬(小笠原)露さん #宮沢賢治 #賢治研究界の「猫の事務所」#イーハトーヴォ物語
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「小学校の先生をしている露さんが日に2度も3度も賢治のもとを訪ねてくる」という話を信じている人達は「賢治の住む宮沢家別宅のごく近くに露さんの勤務校があり、露さんは業間休みや昼休みを利用して訪問する」というイメージを抱いているんだろうか。
森荘已池文献にも「花巻の西方の村」と書いてあるけど、宮沢家別宅からほんの数メートル西みたいに捉えているのかな。
頻繁な訪問が可能な距離だとしても、学校の先生ってそこまで暇じゃないと思いますが。まして露さんは今で言うところの「保健室の先生」も受け持っていたから、休み時間なんてあるようでなさそうだと感じる。

#高瀬(小笠原)露さん #「頻繁な訪問」伝説

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2025年4月15日(火) 17時28分57秒〔3日前〕